口腔外科

お口の中と周辺のトラブル

歯科口腔外科では、お口の中とその周辺のトラブルを治療します。症状により、外科治療を行うとともに、通常の歯科では困難な処置も行うことが可能です。

口腔外科の主な疾患

  • 外傷の処置
  • 歯周病
  • 顎関節症
  • のう胞
  • 親知らずの抜歯
  • 腫瘍
  • 困難な抜歯
  • インプラント部位骨造成処置
  • 粘膜疾患

親知らずの抜歯

親知らずは、正しい位置に生えてくることがあまりなく、横に生えたり、生えきらなかったりすることがほとんどです。腫れたり、隣の歯まで虫歯になることが多く、お口の中のトラブルの原因となりがちです。そのため、きちんと生えていない親知らずは、抜いてしまったほうが良いと言われています。

しかしながら抜かない方が良い場合も数多くありますので、自己判断せずに歯科医師の診断を受けることをおすすめします。当院の歯科口腔外科では、親知らずの診断はもちろん抜歯も行っております。また、親知らずに限らず治療が困難な抜歯も行っておりますのでお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

  • 治癒には何日かかりますか?

    抜歯した傷口は1週間で治癒します。しかし抜糸を行ってもそれで完全に治癒とはならず、表面の歯肉の治癒に1ヶ月、内部の骨までも完全に治癒するのには3ヶ月以上必要になります。治癒を待つ間に親知らずを抜いた穴に食べ物のかすが詰まることもありますが、治癒と共に押し出されるので心配いりません。

  • 親知らずを抜く際に何か準備をする必要はありますか?

    体調を整えて来院してください。睡眠不足や風邪の症状がある、血圧が高いなどの場合には治療が中止になることもあります。食事も術前早めに普通に食べてきてください。術後は食事ができないのでお腹がすきますし、胃に大量に食べ物が残っていると術中嘔吐の危険があります。
    また、静脈内鎮静法で抜歯を行う方は付き添いの方が必要になります。

  • 親知らずは必ず抜かなくてはいけないのでしょうか?

    必ずしも、抜かなくてはならないというものではありません。親知らずは曲がって生えたり、親知らずに隣接する歯が虫歯になることが多く、抜かなくてはならない場合が多いです。しかしながら親知らずがまっすぐ生えていたり、隣接する歯に異常がない場合は無理に抜く必要はありません。当院では可能な限り歯を残す治療を行っていますので、ぜひご相談ください。

顎関節症

顎関節症には顎の筋肉痛のような軽微なものから、顎骨の変形や開口障害など深刻なものまでさまざまに存在します。現代社会において顎になんらかの症状がある方は多く、お子さまからご年配の方まで幅広く症状が見られます。顎関節症の症状や原因はさまざまであり、治療法も症状や原因によって変わってきます。

顎関節症にかかっていると咀嚼などの動作が困難になり、実生活にも影響も及ぼします。症状の軽重に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療には、専用に型取りをしたマウスピースを装着し、徐々に症状を緩和させていく方法です。尚、特別な治療や手術が必要な場合(顎関節の骨の病気、関節円板周囲の組織にダメージがあるなど)には専門医療機関へのご紹介も行っております。

かみ合わせ症候群

かみ合わせが悪いと、頭痛、首や肩のこり、手足のしびれ、腰痛、顎関節の痛み、動悸息切れ、難聴、めまい等様々な原因の良く分からない不快感がでることがあります。これらかみ合わせからくる不快感は「かみ合わせ症候群」と呼ばれています。

かみ合わせ症候群の治療法

かみ合わせ症候群の治療には、「筋肉が決める顎の位置」と「上下の歯が咬み合った際に決まる顎の位置」のズレを調整し、筋肉や顎関節の調和を取り戻す事が重要です。
当院では正しい咬み合せのトレーニングを中心に顎関節症の改善や身体の不快感の改善に力を注いでおります。

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